「おいしい、工藝展。」は、これまでのようなピンスポットを浴びたキメキメの工芸品を鑑賞する工芸展ではなく、作家、料理人、生産者がコラボレーションし、工芸品と一体になった料理を美味しく体感できるイベント。
1か月にわたる期間中、工芸作家の見野大介さんと津越元美さんの大皿にSAKANAYAオーナーシェフ林健次郎さんが腕を振るった「旬魚と地場野菜のワンプレートセット」を毎日限定で用意しました。食材には林さんが目利きした美味しい旬魚に加え、奈良食べる通信の協力を得て、たるたる農園樽井一樹さんが真心こめて作ったオーガニック野菜を使用。
さらに店内に特設ミニギャラリーを設け、器の展示、購入もできるようにしました。
また、工芸作家自らがホールスタッフとして登場し、自身の器に盛りつけられた料理をお客様に提供した初日と最終日は、作り手と使い手が普段とは違うカタチで交わる貴重な時間に。
飲食店が持つ新たな役割。ギャラリーを飛び出ての体感型展示会。実に多く可能性を感じることができたイベントとなりました。
関連記事